家庭菜園で使う
肥料について
肥料とは
肥料は、作物が育つのに必要な栄養です。
主要な栄養素はチッソ(N)、リンサン(P)、カリ(K)の3つで、それぞれに特徴があります。
- チッソ(N)
- 作物の生育と収量に最もおおきくかかわる栄養素です。茎と葉を成長させたり、葉の色を濃くしたりします。
- リンサン(P)
- 花を咲かせたり、実をつけるサポートをします。
- カリ(K)
- 根の成長をサポートします。
-
肥料に含まれる
栄養素の見方肥料の袋や箱に掲載されている「N:P:K=5:5:5」などの表示は、主要栄養素が含まれる割合です。
たとえば、チッソ(N)5%とは、肥料100g中にチッソという栄養素が5g含まれていることを示しています。
どんな
バランスの肥料を
与えればいいの?
作物によって必要な栄養素の量、好む栄養素のバランスが異なります。
代表的な肥料のバランスに、山型、上り型、下り型等があります。
-
山型
リンサンがチッソとカリより多い肥料です。
トマトやナスなどの実をつける作物は、リンサンが多い肥料を好みます。
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上り型
リンサンとカリがチッソに比べて多い肥料です。
いも類や、根菜類などの地中で大きくなる作物は、カリを好みます。
-
下り型
リンサンとカリがチッソに比べて少ない肥料です。
ホウレンソウやコマツナなどの葉を食べる作物は、チッソが多い肥料を好みます。
このほか、様々なバランスの肥料が販売されています。
作物に合ったバランスの肥料を選びましょう。
肥料のバランスと
おすすめの作物
- 山型
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果菜類
- きゅうり
- すいか
- メロン
- かぼちゃ
- ズッキーニ
- ゴーヤ
- なす
- トマト
- ピーマン
- いちご
莢実類
- スイートコーン
- さやえんどう
- そらまめ
- いんげん
- えだまめ
- オクラ
- 上り型
-
いも類
- じゃがいも
- さつまいも
- さといも
根菜類
- だいこん
- かぶ
- にんじん
- ラディッシュ
- 下り型
-
葉茎菜類
- はくさい
- きゃべつ
- こまつな
- ほうれんそう
- ねぎ
- たまねぎ
- にら
- にんにく
- しょうが
- みょうが
- みつば
- しゅんぎく
- カリフラワー
- ブロッコリー
- レタス
- アスパラガス
(4年株) - アスパラガス
(3年株) - モロヘイヤ
- ミズナ
- シソ
肥料のまき方
肥料は、まくタイミングによって元肥と追肥に分けられます。
- 元肥
-
種や苗を植え付ける時、もしくはその前にまく肥料のことを「元肥」といいます。
土全体に必要量を均一にばらまき、よく混ぜ込みます。
元肥の必要量は、作物ごとに違います。以下で計算することが出来ます。
- 追肥
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作物の成長に応じてまく肥料の事を「追肥」といいます。
追肥を行う目安は、約2週間おきです。
根元から離したところで元肥の約半分量を土に混ぜ込みます。