やまぶき
やまぶきは汚泥と厳選した有機質原料を混合し完熟発酵させた汚泥発酵肥料です。
腐植を豊富に含み、
- 土壌微生物の増殖を促し、土壌の生物性を改善します。
- 土壌微生物が増加することで土壌団粒性が向上し、土壌の物理性が改善します。
- 腐植酸をはじめ、リン酸の固定をしにくくする有機成分が含まれており、リン酸の肥効を高める効果が期待できます。
- 土壌の緩衝能、保肥力を向上させ、土壌の化学性を改善します。
土壌環境の改善を図ることで、作物の健全な生育を促し、収量性、品質性を高めます。
主要銘柄
成分(%) | その他の分析例(%) | ||||||||
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銘柄名 | チッソ | リンサン | カリ | 炭素率(C/N) | pH | CEC(me/100g) | 腐植酸(%) | ||
やまぶき | 成分(%) | チッソ3.5~4.2 | リンサン3.6~4.4 | カリ0.4~1.0 | その他の分析例(%) | 炭素率(C/N)5~6 | pH7.0~7.5 | CEC(me/100g)約80 | 腐植酸(%)約19 |
ときわ有機ができるまで
- 原料の混合
- し尿汚泥/食品工業汚泥/コーヒー粕/乾燥菌体肥料/米ぬか油かす 等
- 堆積・切返し・発酵
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この過程で、未熟な有機が良質な有機へ変化し腐植分が生成される。切返すことで空気を送り、ムラなく発酵させる。
造粒(ペレット化)もしくは粉砕(粉化)
篩別・秤量・包装
製品
地力を上げる腐植の力
- 土壌有機物(腐植)とは?
- 有機物とは、炭素(C)を含む物質の総称である。落葉でもわらやモミがらでも有機物が土壌に施され、それを微生物などが分解すると、その有機物は黒色の有機化合物に変化する。微生物も含めて土壌中の動植物の遺体が分解・変化して土を黒くしていく。この黒い物質は、「腐植」と呼ばれ土壌有機物と同じ意味を持っている。
- 土壌有機物(腐植)の役割
- ①土壌中の無機養分を保持
②土壌を団粒化
③pHの変動を抑制(緩衝作用)
④アルミニウムの不活性化(リン酸の可給化)
⑤生理活性(生育促進)効果
- 団粒化と腐植の働き
- 腐植は、土壌団粒の形成に関与している。腐植が増加すると、空気や水が入るための孔隙が増加し土壌は粒状の構造となって軟らかくなる。これを土壌の団粒化といい、通気性や透水性、保水性が改善されるため、根が身長するのに適した環境になる。
土壌の生物性、物理性、化学性
(藤原俊六郎,1986)